ロレックス グリーンサブ 116610LV
2020.11.16ロレックスの中でも、ダイバーズウォッチの永世の定番とも言えるサブマリーナは人気のシリーズです。
そんなサブマリーナの代表的なカラーは黒文字盤×黒ベゼル。最も人気の高いモデルは116610LNでした。
しかし近年、ロレックスのコーポレートカラーの「グリーン」を基調とした116610LVが人気を集めています。
今回は、この「ロレックス グリーンサブ 116610LV」の魅力についてご紹介します。
【サブマリーナとは？】
サブマリーナとはロレックスを代表するダイバーズウォッチ。
数多くの有名時計ブランドの模範となった腕時計でもあります。
1953年にラインナップされて以来、長く愛され続けているロレックスのロングセラーシリーズです。
【グリーンサブとは？】
ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンがあしらわれたサブマリーナが「グリーンサブ」と呼ばれています。
この最初のモデルがデビューしたのは、サブマリーナ誕生50周年である2003年。
今回ご紹介する116610LVは、2010年に発売された2代目グリーンサブです。
型番の後ろに付いている「LV」とは、フランス語「Lunette Vert」の略で、日本語に訳すと「緑のベゼル」となります。
ロレックスのサブマリーナには、他にもカラーに基づき、「赤サブ」「青サブ」といった呼び名があります。
【ロレックス グリーンサブ 116610LVの特徴は？】
116610LVは2010年に発売されたサブマリーナで、16610LVのバリエーションとして登場しました。
2020年9月に新作が発表されたことにより、現在は１世代前のモデルとなっています。
1953年からこれまで、いくつかのモデルチェンジが行われているものの、サブマリーナは初代から大きくデザインは変わっていません。
しかし、16610LV に続き、116610LVはロレックスのコーポレートカラー「グリーン」を大々的にデザインに組み込んでいるという点で、大きな特徴があるのです。
ここからは16610LVとの違いに注目しながら、116610LVの特徴をお伝えします。
＜文字盤＞
最もわかりやすい116610LVの特徴といえば、文字盤のカラーです。16610LVでは黒の文字盤でしたが、116610LVではグリーンに変更されています。
また、インデックスと針が太くなっており、夜光塗料がルミノバからクロマライトに変更されています。クロマライトはロレックスの特許取得品で、ルミノバの約2倍となる8時間の発光を実現しています。
こうした変更により、116610LVは視認性が向上しました。
＜ケース＞
パッと見た感じではサイズ感に変わりありませんが、ラグの太さが2.7mmから4mmになっていて耐久性が向上しており、リューズガードも大型化され、骨太な印象になっています。
＜ベゼル素材＞
セラミック製(セラクロム)になり、耐久性が向上し、退色の心配もなくなりました。また、刻印されている目盛にはプラチナの特殊コーティングが施されています。
＜ブレスレット＞
器具を使わずにブレスレットの長さを微調整できるグライドロックエクステンションシステムを装備。中央のリンクパーツは無垢仕上げのパーツに変更され、堅牢性が高まっています。
＜ムーブメント＞
Cal.3135は高い精度と耐久性を併せ持つ名機であり、20年以上に渡ってロレックスの時計に使用され続けてきたロングセラームーブメントです。
これ自体は16610LVと同じですが、ヒゲゼンマイがブルーパラクロム・ヒゲゼンマイに変更されました。ヒゲゼンマイとは、時計の心臓部とも言われる「テンプ」を構成する最もデリケートなパーツ。磁力や衝撃が加わると、時計全体に影響してしまうため、より磁力の影響を受けにくく、耐衝撃性を高めることが求められます。
ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイはロレックスで独自開発した素材でできており、特許を取得しています。磁力の影響を受けにくく、従来品よりも約10倍もの耐衝撃性を実現しているのです。
【ロレックス グリーンサブ 116610LVの相場は？】
ロレックス相場は、生産終了モデルになると価格が上昇するという特徴があります。
116610LVは126610LVの発表に伴い生産終了となったため、今まさに価格が高騰しています。
また新作グリーンサブは文字盤がグリーンからブラックに戻っているため、グリーン文字盤である116610LVの希少価値は高まり、
さらに相場価格が高騰しているのです。
126610LVが発表された9月時点では、約250万円前後という驚くような価格で取引されていました。
【最後に】
新作が話題になる中、旧作にも注目が集まり価格が高騰する…ロレックスの時計というのは、本当に人々の心を掴んで離しませんね。
生産が終了した116610LVが欲しいという方は、新品や状態の良い中古がまだ流通している今のうちに、購入を検討した方が良いかもしれません。
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