サファイアについて
2023.05.30【サファイア基礎知識まとめ】知っておきたいサファイアの情報
ラテン語で「青」を意味する「サフィルス(sapphirus)」がその名の由来です。
様々な空の色をしていることから「天の宝石」、「空の宝石」と呼ばれることもあります。
また、保有元素の微量な差で様々な色調に変化することから、世界中の目利きをうならせ、魅了してきました。
そんなサファイアについての基礎知識をまとめました。
【ルビーの親戚、2番目に硬い宝石】
サファイアは、鉱物種のコランダムに属します。非常に硬くダイヤモンドに次ぐ硬さを持つため、研磨剤としても用いられます。
コランダムの色は本来無色透明で、鉄・チタン・クロムが混入することで様々な色に変化する性質を持っています。
混入するクロムの割合が多くなることで赤いコランダムが生成される場合があり、これをルビーと呼びます。
真っ赤なものをルビー、それ以外をサファイアと呼び、その正体はどちらも同じコランダムなのです。
【スター効果「アステリズム」】
スター効果とは光の効果の1つで、宝石の表面に2条以上の条線が見えることを指します。
この現象はたいへん珍しいですが、ルビーとサファイアの両方で見られます。
【サファイアが指すのは“ブルーサファイア”】
一般的サファイアと聞いて思い浮かべる青い宝石は通常“ブルーサファイア”にあたります。
ブルーサファイアの気品漂うブルーの光は、ヒーリング効果のある輝きとして古くから愛されてきました。
身に着けることでチャンスと出会いを招き寄せるとも言われ、9月の誕生石としても知られる宝石です。
【バリエーション豊富な“ファンシーサファイア】
サファイアはブルーだけではありません。青以外にもさまざまな色があり、「ない色がない」と言われるほどカラフルな宝石です。
ホットピンクからフォレストグリーンまで、その色のバリエーションはまさに万華鏡のよう。
また、特殊な反射効果を持つ「スターサファイア」や元素の混入が無い無色透明の「ホワイトサファイア」など、その価値や希少性は語りつくせません。
【産地により変化するサファイア】
産地によって、若干見た目に違いがあります。主な産地と種類は次のようなものがあります。
・スリランカ
・オーストラリア
・ナイジェリア
・タイ
・カンボジア
・タンザニア
・中国