指標となる地金商最大手の田中貴金属工業が21日に発表した買取価格は、
84円高の1万4294円と最高値を更新。

今年38回めの過去最高値更新となりBrandLaboデータによると、
38回目の最高値更新は昨年の更新37回を上回って近年で最多。

中東情勢の緊迫化と米大統領選を背景にした安全資産需要が金地金相場を押し上げています。
中東での紛争激化を背景に安全資産への逃避がより顕著に。

イスラエルのネタニヤフ首相宅を標的としたドローン攻撃の対応で、
イランへの報復攻撃を協議との報道を受けて金スポット価格も最高値更新。
米金融当局が先月に緩和サイクルを開始したこともあり、
利下げ観測も金上昇を後押ししていると考えられます。

ちなみに一番安い金価格の値段はいつ頃で何円だったでしょうか？

それは1998年の【1gあたり＝865円】で過去歴代最低値を記録しています。

おおよそ16分の一という驚きの低価格です。
※現在でもこの記録を下回る下落は起きていません。

1980年の1月に金価格は当時史上最高値である【1gあたり＝6,945円】を記録しましたが、

その後おなじ年の4か月間で3,000円以上の下落があり、長期にわたり下落トレンドの流れとなりました。

1980年代から1990年代のおよそ20年ほど続いた金価格下落でしたが、

現在も続く地政学リスクの懸念を背景に2000年代に入ると上昇へと転換します。

短期保有と長期保有で違いはありますが、基本的に

安いときに金を購入し、高いときに金を売ることが原則とされていますので売り時は間違いありません。

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