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金相場が高いとき

株や不動産と同様に、金も価格が安いときに購入して、高くなったときに売却することで利益を上げることができます。2000年以降、金相場は上昇しているので、それ以前に購入した金を売却するのであれば、いつ売却しても利益を出すことが可能です。

それでも金相場は常に変動しているので、金相場が高くなるタイミングを見計らって売却することをおすすめします。
金相場は、新聞やインターネットで調べられます。金相場が高くなる主な要因は次のとおりです。

• 世界の経済情勢

  経済情勢が悪くなると株価が下落するので、金相場も下落するように思われがちですが、金相場は逆に高くなります。世界の経済情勢が悪化するとインフレの対策として金を購入する人が増えるため、金の相場は世界の経済情勢が悪化すると上昇するのです。

  実際に2008年のリーマンショックや2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大により、金相場は上昇しました。

• 株価

  不動産価格は株価と連動して変動するといわれており、株価が上昇すると、数カ月後に不動産価格も上昇します。
  一方、金相場は株価と逆の動きをするのが特徴です。株価が下がると金への信頼性が高まるため、金相場は上昇します。

円相場が安いとき

金は米ドルで取り引きされているため、為替も金相場に影響を与えます。円相場が安いときは、円の価値が下がるため輸入品の価格が上がります。金も輸入品同様に価値が上昇し、円相場が安いときは金も高くなるため売却のチャンスです。

過去の買取実績

金の買取実績が豊富ということは、金に関する知識が豊富なので価値のあるものは正当な価格で買い取ってもらえます。ホームページに買取実績を掲載しているところも多いので、業者のホームページをチェックしてみてください。似たような商品があれば、どのくらいで売却できるか知ることもできます。

実店舗の有無

買取業者のなかには宅配買取をメインに行っていて、実店舗がないところもあります。宅配買取は、買取をキャンセルしたいのに返品されないといったトラブルに巻き込まれる可能性が0ではないので、不安であれば直接実店舗でやり取りができる業者がおすすめです。

手数料

金買取の際には手数料が発生します。金買取での手数料は10～20％が一般的です。なかにはそれ以上の手数料を取るところもあり、高額な査定額が出ても手数料が高ければ最終的な売却額はそれほど高くはなりません。

金買取業者によっては手数料を無料にしているところもあります。ただし、手数料無料の場合、条件があったり買取価格を安くしていたりするのでご注意ください。

経験豊富な査定員の有無

金だけを売る場合は金相場を使って計算すればよいですが、価値のある宝石や有名ブランドの商品を査定するには幅広い知識が必要です。評判のよい買取業者でも価値が分からない査定員にあたってしまうと、安い査定額を提示されて損をしてしまいます。
査定額の根拠を説明してくれなかったり、質問に対する明確な回答をしてくれなかったりする査定員は知識が乏しいので、他の査定員に変えてもらうか、他の買取業者に依頼したほうがよいでしょう。