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金買取で手数料が必要な理由

利益を得るため
これは金買取業者に限ったことではありませんが、業者は手数料を収入源にしています。手数料は業者によってかなり違うこともあるので、金相場だけでなく手数料がどの程度になるか確認しておくと安心です。

加工するときに総量が減ってしまうため
金買取では、そのままだと次の買い手がつきにくいため、磨いたり加工したりしてから売り出します。金は磨くだけでも削れて金の量が減ってしまうのです。加工する際の減る量とそれに携わる職人の人件費を考慮して、手数料を取っていることも少なくありません。

金買取の手数料の種類

金買取の手数料には、以下の2種類あります。違いについて見ていきましょう

買取価格の何割かを手数料にする
手数料は、買取価格の20％前後であることが多いといわれています。例えば、1gあたりの金の相場が7,000円・手数料20％という条件で、金50gの買取手数料と価格は以下の通りです。

金相場：7,000円×50g＝350,000円
手数料：350,000円×0.2＝70,000円
買取価格：350,000円－70,000円＝280,000円

重さにより手数料を設定する
金の重さによって手数料が決まる場合、金の重さが重いほど手数料が安くなることが多いです。
何段階か重さによって手数料に差があり、500ｇ以上など一定の重さを超えると手数料無料になるといったパターンがあります。

手数料なしの仕組み

手数料が無料になる仕組みは次の2つです。

条件つきで手数料なしにしている
金をまとめて売却することで、手数料が無料になる場合があります。ただし、一定の重さや買取価格を超えることを条件にしているので、どのような条件になっているか事前に確認してください。
厳しい条件を設定していて、事実上手数料が無料になることはほぼないということもあるので、「手数料なし」という言葉だけに惑わされないようにしましょう。

買取価格が相場よりも低い
手数料がなしになっていても、買取価格を相場より低めに設定して利益を得ているケースもあります。20gの金のネックレスを売却した際の例を見ていきましょう。

手数料10％・金相場7,000円の場合
手数料＝7,000円×20g×0.1＝14,000円
買取価格＝140,000円-14,000円＝126,000円

手数料なし・金相場6,000円の場合
買取価格＝6,000円×20g＝120,000円

このように、手数料がかからなかったとしても、実際には損をしていることもあるのです。

金を売却するときは査定額を比較するのがポイント

査定額は、重さや手数料だけで決まるわけではないので注意しなければなりません。デザインやブランド名、状態、需要なども影響し、査定を依頼した買取業者によっても異なります。少しでも高く買い取ってもらうためには、複数の業者に査定を依頼し、比較してから買取を依頼してください。