金買取の手数料が発生する理由

店舗が買い取った金を売却することを考えると、買取金額よりも高値で売れることはないので、それでは店舗としては利益が出ません。そこで手数料を設定しておけば、仮に店舗での買取価格と他店舗への売却価格が同じでも、利益が出るのです。

また、金を加工せずに売却すると買取額と売値は近くなるので、この場合でも利益を出すためには手数料を設定する必要があります。買い取った店舗が加工して売る場合でも、精製すると金の全体の1～2％が減るので、その分価格が下がってしまいます。その目減り分を補う意味でも、手数料があるのです。

金買取の手数料相場

手数料は法律での上限はなく、何円以内という決まりもないので、お店が自由に金額を設定できます。相場は買取価格の1～2割です。

例えば売値の1割が手数料だとすれば、10万円分売るとその1割の1万円が手数料となり、売却価格は9万円となります。手数料が2割になれば2万円です。

できるだけ受け取る現金を多くしたいなら、手数料の安いお店で売った方がいいように思えます。ただし店によっては、その分買取価格を低めに設定している場合もあります。

そのため、手数料を引いた実際に受け取れる金額で比べてお店を探すと、お得に売却できます。手数料無料のお店でも、買取価格がどうなるか見ておくとよいでしょう。

金買取価格を公表していない

ホームページや店頭に買取価格を掲載していないお店は要注意です。買取価格を低くしている場合があり、相場よりも安値で買い取られる可能性があります。

「他店より高値で買い取ります」「高価買取強化中」などと表示していても、買取価格を掲載していないお店では売らない方が無難です。

査定額を何度も変える

買取業者の中には、最初は査定額を低くしてお客さんの様子を見るところもあります。最初の査定額で売買成立しない場合は徐々に査定額を上げますが、お客さんがその金額に納得してくれたら相場よりも安く買い取ってしまうのです。

どの買取店舗でも1回は査定額交渉を行いますが、徐々に査定額を上げていき、何度も査定額を変えるお店は要注意です。他店で売ると言ったら、急に査定額を上げるお店もあります。

プレゼントを用意しているお店

「金買取でお米をプレゼント！」など、買取店舗によってはプレゼントを用意しているお店もあります。こういった店舗では査定額をすべて金買取価格に反映せず、お米やティッシュなどのプレゼントでごまかし、買取価格を下げている可能性があります。

親切なサービスのように見えるかもしれませんが、高価買取を希望するならば不要なサービスです。事前に口コミをチェックしておくことをおすすめします。

金をバックヤードに持っていき確認する

毎回バックヤードに金を持っていくお店は何をしているのかというと、テレビ電話などを使い、本部のスタッフが査定をしている場合があります。店舗の店員は査定を行わないため、店員の査定能力は低いといえるでしょう。
また、画面越しでの査定なので、本部のスタッフの能力が高かったとしても査定精度は落ちてしまいます。このようなお店での高価買取は期待できません。

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